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2006/8/21

5人に一人が眠れない!?

今年の夏は比較的過ごしやすい気温ですが、みなさんぐっすり眠れていますか?
夏といえば寝苦しくて眠りにつけないことも多く、睡眠には厳しい季節と言えます。
1997年に国内で初めて大規模な睡眠障害に関する調査が行われました。そこでは日本人のおよそ20%、5人に1人が不眠に悩まされているという驚きの統計が出ているのです。

1997年に国内で初めて大規模な睡眠障害に関する調査が行われました。
そこでは日本人のおよそ20%、5人に1人が不眠に悩まされているという
驚きの統計が出ています。
さらに医師にかかるほど重症ではないという人を合わせれば、
その数はもっと増えると思われます。

不眠は、医学的には「睡眠障害」とも言われる病気。
不眠になる原因のひとつに挙げられているのが、「現代の夜型社会」です。
コンビニ、インターネット、カラオケ店など、昼夜問わず利用できるものが多く、
若い人を中心に夜型人間が増えていることが要因と考えられます。


【‘不眠’はどう影響するの?】

「睡眠時間なんて3~4時間あれば大丈夫」という人がいれば
「8時間寝ても、どうもスッキリしない」という人もいます。

不眠とは、必ずしも寝る時間が短いというだけではありません。
たくさん寝ても身体がスッキリしない場合も睡眠障害に含まれるのです。
では、睡眠不足は健康にどのような影響があるのでしょうか。


深いノンレム睡眠中には、脳下垂体から成長ホルモンが大量に分泌、
代謝を促して身体の組織で傷んでいるところを治す作用があります。
美肌をつくるには夜更かしは禁物!と言われるのもこういう理由からです。

脳を休ませ記憶の整理をしたり身体のあちこちを修復するなど睡眠はまさに健康の再生工場。
昨今、大人が夜型社会になっている影響は、子供の気力減退、疲労、体調不良などにも現れています。
睡眠不足が日中の生活にも影響を及ぼし、それが学力低下や脳に影響を与えていることも考えられるのです。

【ぐっすり眠るためのライフスタイル】

睡眠は個人差があり、何時間眠れば大丈夫というものではありません。
時間を気にするあまりかえって不眠になるケースも多く、
また長く寝ることで浅い眠りを増やし、睡眠の質を落としてしまうことも。
大切なのは自分に合った睡眠パターンを知ることです。

本来人間には、眠りの量と質を自動的に調節する機能が備わっていますが、
不規則な生活リズムで自律神経の働きが乱れるとこの機能が働かなくなり、
眠りにつけない朝方起きられないといったことになるのです。

 ■朝 起きたら光をたっぷり浴びる
一日は24時間ですが、体内時計は実は25時間!
人間は太陽の光の刺激を受けながら体内時計の針を微調整しているのです。
朝起きたらまずは太陽の光をたっぷり浴びて大きく深呼吸。
軽いストレッチなどをすると脳の血行も良くなりすっきりと目覚めることができます。

 ■昼間 身体を動かす
夜ぐっすり眠るためには日中活動的に動くことが重要です。
昼間、太陽の光を多く浴びることで夜に睡眠物質メラトニンの分泌量が増すため、より眠りやすくなります。
また眠気を催すには体温差も重要。夕方から夜にかけて体温は下降し、スムーズな睡眠へと導きます。
日中はできるだけ身体を動かして体温を上げることも大切なのです。

 ■夜 心身ともにリラックス
香りでリラックスをしたり、心落ち着く音楽を聴いたり、自分なりのスタイルを確立することはとても大事です。
寝る寸前まで激しい運動をしたりテレビやパソコンをしたりしていると脳が覚醒し、眠りにつきづらくなります。
入眠に向けて心身ともにリラックスする時間を作りましょう。

一日の疲れを癒すお風呂も熱すぎるお湯では交感神経が刺激されて緊張状態に。
ぬるめのお風呂にゆったりが理想的です。

【眠りの環境を整えよう】

眠りに導く時間を過ごしたら、今度は最も大切な寝具にこだわってみましょう。

 ■寝具選びのポイント

枕の高さと固さはとても重要です。首のカーブを自然な形でしっかり支える高さと、
頭を安定させてくれる素材を選ぶことが大切です。

素材の感触、吸湿性、放湿性なども考慮する必要があります。
身体は、寝ている間に汗をかいたり、寝返りをうって背骨を調整するなどしています。
そのため吸湿性や保温性、固さなど、機能面に十分注意する必要があります。

体重を支える敷き布団やマットは、柔らかすぎると身体が沈んで腰痛や肩こりの原因になり、
反対に硬すぎると接触面積が限られるため、背、腰、臀部、下肢などに負担がかかって身体をリラックスさせることができません。
立っているときに近い背骨のラインを保て、体圧が全体に分散できる適度な固さが理想的。
睡眠中の発汗を放湿し、保温性に優れた素材がお勧めです。

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健康コラム